儀象堂10周年記念特別講演会

Brompton諏訪湖時の科学館・儀象堂へ。10周年記念お客様感謝Dayということで入場無料。2時より2階のシアターにて儀象堂10周年記念特別講演会水運儀象台と萬年時計へ〜それにまつわるエピソード〜と題して水運儀象台設計者の土屋榮夫氏の講演会が行われたので、聴講。

東芝創業者田中久重が江戸末期製作した万年自鳴鐘。機械時計の設計は後にはいない。台湾国立博物館への展示という話しが当初。某社の某部長、否応なしに謀られた。薄い漢文の本・肝心な部分には寸法も記載。大見得きって10年ひやひやしていた。ランクが1つ違う。一番の見所は水車。ガリレオより500年も前。アンクル脱進機。望遠鏡の視野は狭い。1464の星が書かれた玉。宮島先生。距星、有名な星が選ばれているわけではない。キトラ古墳、天文図。古代天文図の権威。真っ直ぐ上では絶対に水が上がらない。作って動かす。1000年前の技術屋職人に負けないように。あまり出世するのもよくない。出来るだけのバックアップはしたいと思う。

講演会の後、3階へ。風林火山物語という特別展。普段意識しない諏訪各地の古城の説明は興味をかなりそそられた。こんなにも多くの城があったということを初めて知った。そうそう法性兜のレプリカも展示されている。

いつからかわからないけど、水運儀象台の中に入れる様になっていた。これは英断だなと思う。講演会の最後にあった維持管理は難しいが大事に守り続けていきたいという言葉、とても重いと思う。館内は以前に比べ掛け時計がかなり増えている気がする。これはとてもいいと思うけど、せっかく動いている時計の針がばらばらなのは残念。ぜひともそろえてもらいたいな〜。