ウェブ進化論

梅田望夫ウェブ進化論をようやく読み出した。そして読み終えた。家に居るとどうしてもFirefoxに向いてしまうので、ファミレスにて。3時間半程度の読書時間。読み始めはぼ〜としていたが、最後の方はだいぶ集中。しかし思いつきは前半の方があったような気もする。こういうスタイルで本を読んだこともあまりないから、実験的な所。物価水準が安い国で今のGoogleなどを中心とする富の再配分を受けると本当にそれだけでリッチな生活を送ることが出来ると思う。逆に先進国で飯を食うには心細いというのもまたその通り。この11年で1番不思議な現象としてオープンソースを上げているが、GNUというムーブメントはどういう風に捉えているのだろう。オープンソースというのはソフトウェアの本質というか原点に立ち戻ろうとしているだけなのではないかと思う。休火山ということか。なるほど。またはコップの中。10年前の常識と言われている内容は本当に常識だったのだろうか。なんか狭い世界の常識を全体の常識にしているような気がする。Web 1.0からWeb 2.0への変化点が2002年から2003年にかえてあった。この時期にかなりの部分でネットから切り放されていたというのはかなり痛いなと思う。この3年の半浦島太郎状態をまだ取り戻せないでいる。blog、permalinkRSS。パーセントのマジックをうまく表現しているなと思う。普通1パーセントとかそれ以下というととても小さい事を意味するが、分母つまり母集団が大きくなるとそれに比例し対象も多くなるという真実。テキストに検索とマルチメディアの検索は似て非なる物というのはその通り。Google的アプローチとYahoo!的アプローチの今後を占う上でも重要なポイントかな。情報は発信する所に集まるという真理がblogでは容易に実践可能という事。MITのオープンコースウェアとブックロッシングにみるコスト構造の壁。メディア企業幹部への公園でwikipediaでその企業のページというのは面白い方法。不特定多数無限大と衆愚と群集の叡智。高速道路とその後の大渋滞。ネットで見たときも感じたが、文字通り言い得て妙だと思う。その時代の10代が出会って感動した事。MicrosoftGoogle。コンピュータの私有とパソコンの向こうの無限性。当事者意識を持っていれば働くであろう反射神経が全く働かない事に気付くか否か。新しい事や未経験な事に対してのネガティブな対応に対してぞっとできるか否か。自分の感性に対して今はちょっと自信が持てない。ただ、持てない事に危機感は持っているつもり。