Just In Time

新潟県中越沖地震で工場に大きな被害を受けたリケン。自動車用ピストンリングで国内シェア5割を持つ同社の操業停止は国内完成車メーカ12社全てで全部又は一部のライン停止に。各社も応援に入り、地震から1週間後にはラインが動き出す。それでも阪神大震災の時を上回る12万台近い生産の遅れに。日本の物作りの象徴の1つであるカンバン方式に対する警鐘という話しも出ている。しかし、在庫を持つべき、分散調達をすべき。意見は色々あるけど、それぞれ別のリスクが存在し、難しい問題。特に重要部品というのはけして今回のピストンリングだけではないということ。全部持とうとすると文字通り膨大な額になってしまう。そんな事をしたら逆にリスクが高くなりすぎ、また競争力も低下する。と、書き始めてみたものの、自分の考えはまとまっていない。ただ、部品メーカとしてはこれ位顧客に必要とされる存在になりたいものだ。